サメが絶滅の危機に瀕しているのをご存知ですか?
第16回ワシントン条約締約国会議で、アカシュモクザメ、ヒラシュモクザメ、シロシュモクザメ、ヨゴレザ、メニシネズミザメの計5種類のサメが新たに附属書IIに掲載され、2002年のジンベエザメとウバザメが、2004年のホホジロザメと合わせて合計8種類のサメがワシントン条約による国際的取引の規制対象となりました。
上記8種類以外のサメも年々減少傾向にあり保護が求められているところですが、未だ高級食材として扱われるサメのヒレは高く販売できることからヒレを目的に漁は続けられています。
サメのヒレを取るためだけに年間7300万尾ものサメが犠牲になっています。ヒレだけが高く売れることからサメの魚体からヒレだけが切り離され体は海に捨てるという残酷なフィニングという漁が平然と行われているのです。現在ではアメリカ、カナダ、EU諸国の法律でフィニングは禁止されそのエリアでは残酷な漁がされることはなくなりましたが、未だ他の海洋ではフィニング漁が続けられています。
2016年10月16日、WWFマレーシア主催で「FINTASTIC RUN 2016」というチャリティーイベントが行われました。サメのフィン(FIN)にかけたFINTASTIC RUN、RUN for SHARKSというキャッチフレーズの元この活動に賛同したマレーシアのランナーがペナンの街を走ります。私もこの活動を通して残酷なフィニングという漁が世界で行われていること知り、チャリティーランに参加することにしました。
スタート時
たくさんの参加者でスタートラインは遥か彼方。
なんと1200人もの人がこのチャリティーイベントに参加したそうです。私達はジョージタウンの歴史的建物を見ながら列の後ろからのんびりスタート。しばらくして夜が明ける頃にはなんと雨が降り出すというハプニングが発生し、走るだけでもヘトヘトなのに雨に濡れて靴も体も重くなり一層大変なことに。びしょ濡れになりながらも最後まで諦めずにゴールを目指して走り続けました。
FINTASTIC RUN 2016
世界遺産の街マレーシアのペナン島ジョージタウンをぐるっと1周、5KM走ります。
スタート前、辺りは真っ暗。
スタート地点のビーチロードにあるビクトリア・メモリアル時計台にて。
ゴール到着!雨の中諦めず最後まで走り切りました。
マラソン初心者の私にとって5km走ることは高いハードルでしたがなんとか最後までがんばることができました。そしてゴールの記念に木製のメダルをいただきました。自然を守る取り組みに力を入れるWWFらしいメダルで嬉しいです。
私達ができること
絶滅の危機に瀕しているサメと海の生態系を守るため私達ができること。
まずは知ること、そして小さな一歩を踏み出すことが大切だと実感しています。
小さな一歩が大きな一歩に繋がることを信じて!