海外で暮らすようになって始めたことのひとつに時間をかけて作るお料理があります。
日本に居た頃は仕事が忙しく料理に時間をかけることはできませんでしたし、お惣菜が手軽に買えたこともありそこまでじっくり料理と向き合っていなかったのかもしれません。
海外の不便さから始まったゼロから作る料理の時間ですが、いざ始めてみるとジュエリーの制作に通じるところがあり、手間をかけることで生まれる喜びがこんな身近にあったのかと改めて実感しています。
今日から手作りtimeとしてレシピと合わせて思うこと綴っていきます。
今日は生姜の佃煮。
生姜は料理のスパイスとして脇役で使うことが多い野菜ですが生姜を主役したい!そんな日もありますよね。大人も子供も大好きな甘辛味はご飯のお供にビールのつまみに最高!もう脇役とは言わせない生姜が主役のお料理です。脇役に疲れを感じたら作ってみてください。
生姜の佃煮のレシピ
材料
- 生姜 1個(250g)
- 醤油 大 3.5
- 砂糖 大 4.5
- みりん 大 1
- 昆布 5cm
- 煎りごま 大1
①材料をカット
生姜と昆布を細切りにカットする
生姜をヒタヒタの水に入れて中火にかけ、蒸気が出たら水を捨てざるにあげるという作業を3回繰り返す
②煮詰める
鍋に調味料と生姜、昆布を入れ弱火で汁気がなくなるまで煮詰める
③味をなじませて完成
汁気がなくなるまで煮詰めたら火を止めて鍋に入れたまま冷めるまで待って、最後にゴマを混ぜたら完成です
冷蔵庫に入れておけば1週間ぐらいは保存可能です。水から煮る作業を繰り返す回数で生姜の辛さを調整できるのでお好みに合わせて調整ください。
弱火でゆっくり時間をかけて味を染み込ませている時は癒しの時間。部屋中に醤油の甘い香りが漂ってくると自然と日本の情景が浮かび癒されます。あぁ何かが足りない…そんな時に作りたくなるお料理です。
日本に居る頃は忙しくて料理を作りながら色々考える時間もありませんでしたが、海外で暮らすようになってから時間をかけて丁寧に作る楽しさを思い出し初心に返った思いです。
生姜の佃煮を作った日は夜ごはんが待ち遠しい!いつもより早く夕食にしようか、そんな声が聞こえてきます。