フランス土産 – フルール・ド・セルの塩

塩

先日のフランス旅行で食べて以来お気に入りのフルール・ド・セルのお塩。中でもこれはカマルグ産のものでお料理好きな人達の間でも人気だそうです。というわけで自分用のお土産に買って帰りました。日本でも買うとひとつ¥1,000円ぐらいなのだとか。

高いけど人気の塩なだけあってこれひとふりするだけで本当に美味しくなります。サラダはこの塩とエキストラオリーブオイルさえあれば他の調味料は必要ありません。本当にいいものは何も足さなくていい、ジュエリーと同じですね。

 

マレーシアに帰ってからこのお塩を使ってチキンソテーを作ってみましたが、なんだかフランスで食べたあの味とは少し違いました。なんでだろうと考えた結果、やはり食材そのものの質が違うのだと思います。

フランスでは部屋を借りてマルシェで食材を買ってお料理もしていました。フランスで手に入る食材のほとんどはフランス産で地産地消。お肉一枚、じゃがいも一個も今住んでいるマレーシアより高いかったですが、マレーシアで食べる野菜より素材の味が格段に美味しかったのを覚えています。

外食もフランスは日本と比べると高いですしマレーシアから比べれば尚更割高です。でもそれを納得させるぐらいレストランでは美味しい料理が食べれました。

お金を払うとは敬意を払うこと。

美味しいものをありがとうと感謝を伝える手段のひとつとして価格は存在するのではないでしょうか。

チキンソテー一品作るにしても使う油や塩にこだわり、更には鳥の育て方にまでこだわってエサから試行錯誤して育ててるんだろうなぁと思います。お皿に盛られた料理を見るだけでは見えないところに作り手のこだわりがあり、たくさんの時間をかけ手間をかけてお料理が完成しています。

フランス料理が高いという値段だけが話題にされることがありますが、価格だけでなくバックストーリーに注目して欲しいなと思います。こだわった食材を使って手間と時間をかけて作り出したモノの値段が高くなるのは当然です。熟練したプロが作る料理と私が作った料理が同じ材料を使っていても違うものができてしまうことは言わずとも想像できると思いますが、玄人と素人では完成度がまったく違いますし。

高いものには理由がある。

素材にこだわりいいモノを厳選して使う。そしてそれを熟練したプロが作る。

お金を払うとは、敬意を払うこと。

その料理に関わる全ての人、自然の恵への感謝と敬意を払って…ご馳走様でした。

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